ネット 自動車保険 事故対応
事故対応が一番気になりますね。
口コミをネットで見ると良いことも悪いこともたくさん出ています。
ますます分からなくなります。
こんな意見もありました。
自分が被害者になったとき、相手方保険会社の担当者の対応がとても悪かった。だからその保険会社には入らないと。
えっ???
問題は、自分が契約している保険会社が自分に誠実に対応してくれるかどうかです。
相手方にどう対応しているかは、この際関係ありません。
自分に対してどうであるかです。
口コミを見るときは注意しましょう。
「保険金不払い事件」でググルと過去の不払い事件を起こした保険会社が出てきます。
びっくりすることに、ほぼすべての保険会社が該当しています。
所管は金融庁です。
第三分野の不払い(大手 6 社)
H18.10.31発表 | 件数(件) | 金額(百万円) | H16年度販売件数 |
---|---|---|---|
東京海上日動 | 805 | 270 | 502,132 |
損保ジャパン | 975 | 284 | 422,777 |
三井住友海上 | 1,140 | 270 | 184,509 |
あいおい損保 | 470 | 146 | 103,708 |
日本興亜損保 | 833 | 215 | 151,161 |
ニッセイ同和 | 142 | 37 | 16,743 |
6社合計 | 4,365 | 1,222 | 1,381,030 |
この表の出典は、「保険金不払い問題の概要と課題 国立国会図書館 調査と情報 第572号」(2007,3,20)
この時は金融庁の強力な指導が入って改善されたようです。
こういう不安は常にあります。
大手の名前がとおっているところでさえこれですから。
これだけは言えます。
ある人には酷い保険会社だったとしても、別のある人にはとても良い保険会社だったりします。
担当者の違いによるところも大きいのです。
もしあまり熱心ではない担当者に当たったら、上司に変わってもらい、とても納得できないからと担当者を変えてもらうのが効果があるようです。
それと、事故が起こったらすべての記録をきちんと残しておくことが大事です。
事故の状況(ドライブレコーダーが有効)、現場写真、当事者同士の会話記録、保険会社との会話記録など一切です。後日の証拠となります。会話記録は、ICレコーダーかスマホのレコーダー機能を使うといいと思います。
相手方とのことばかりではなく、自分が契約した保険会社が誠実に仕事をしてくれるか、きちんと記録を残して監視しましょう。今はそういう時代なのです。